以前、ナットが外せなくて断念したハブのメンテナンスに再挑戦しました。
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前輪のハブ
取り外された前輪。以前はこのナットが固くて外せず断念しましたが今回はある物を用意しました。
CRC6-66です。5-56となにが違うのかイマイチわかってはいないのですが中学生の頃に同級生が5-56よりこっちの方が良いとかなり推していたのでその流れで5-56よりも6-66を使いがちです。
ナットと玉押しの隙間らへんを狙って6-66を噴射、浸透させます。そして、おもむろにナットへスパナを引っ掛け、グッと力を込めると、、、
無事に緩みました。流石は6-66。5-56でもできたかも知れませんが。さて、ここからは自分にとっては未知の領域ですが前人未到ではありません。インターネッツで下調べし予習はバッチリです。
ナットを外し玉押しを緩めます。
既存のグリスはそこまでひどい状態ではなさそうです。じゃあなんでバラしたのかというと状態を確認しておきたかったっていうのもあるし単にバラしたかったってのもあります。してこの玉押しという物体は、
その奥にある玉を押し、その押し加減で回り方を調節する役割を担っています。締め込みすぎると当然アクスルシャフトの回転が渋くなり、逆に緩すぎるとシャフトがガタガタします。キツ過ぎず緩すぎず、程良い加減で締め込む必要があります。判断基準はシャフトを回した際に手に伝わってくる感覚のみ。
締め過ぎ→ゴリゴリ、動きが悪い
緩過ぎ→手応えなし、シャフトを煽るとガタつく
ざっとこんなイメージです。回したときにコリコリと微かな手応えを感じる程度の締め具合がベストではないでしょうか。自分はコリコリ、もしくはコッコッコッコッぐらい狙って締めることにしました。
と、その前に玉ちゃんを抜き取り綺麗にしてやります。残ってるグリスの具合によってはシャフトを抜いたときに玉ちゃんがバラけてどっかいっちゃうので要注意です。片側ずつ慎重に抜き取り玉の数をチェック。
あれ…反対側は10個あったのに9個しかない…ハブの玉ちゃん台座にはもう残ってません。必死に探し回り発見。
シャフトの中に隠れてました。ほっと一安心。シャフト、台座、玉ちゃん、玉押しをパーツクリーナーてもって清掃してから組み付けます。
台座にグリスを塗り、玉ちゃん載せてやるとちょうど接着剤代わりになってバラけず具合が良いです。
玉ちゃんを設置しその上にも申し訳程度にグリス。もう少し塗っても良かったかもしれません。
シャフトを通し、反対側も。グリス→玉のせ→グリス。床に置いてやるとちょうど先に設置した側の玉が押されてバラけず両手もフリーになって作業しやすいです。
そしてメインディッシュの玉押し調節。適度なコリ具合を目指して何度もやり直しました。ちょうど良いコリ具合になっていてもナットを締め込むときに少し緩んでしまうようで。で、少しキツめにしておいてからナットを締め込むとまだゴリゴリと締め過ぎだったり緩くなりすぎたり。
なんてことを30分くらい繰り返してようやく及第点に至りフロントハブのメンテ完了。走りに直結する部分なのであまり妥協はできません。時間の余裕があるときにじっくり腰を据えてやるべき作業でしょう。
後輪のハブ
続きまして〜後輪のハブです。
スプロケがついてない方から攻め込みます。こちらも前輪の時と同様に6-66を浸透させてからです。
無事に緩みました。6-66様々ですね。あとは基本的には前輪と同じ作業になります。
ダストカバーかなんかが付いてて玉を抜き取りにくいですが、このパーツはそこまでキツくハマってるわけではないので、マイナスドライバーだかでグッとやったら外せました。
シャフトについたグリスが少し固形に近い感じがしました。バラして正解だったかもしれません。
スプロケ側の玉ちゃんを確認すると…ゴムのシールだかなんかがちぎれてました。やはりバラして正解だったかもしれません…見なかったことにします。
奥まったところにあるせいでやりにくかったですが玉ちゃんの清掃グリスアップ設置完了。前輪と同様に玉押し調節作業を行いました。
スプロケの摩耗具合はどうなんでしょうか。どちらにせよ汚いので一度外して掃除するかあわよくば交換したいところですが。。。
さっそく工具を調達して外してみました。交換するにせよ掃除するにせよ外すには工具が必要なので奮発しました。さいきん自転車用の工具がどんどん増えていきます。
あとがき
ハブの清掃、グリスアップ、玉押しの調節をしたからといって著しく走りが軽快になったとかそういうのは体感出来ませんでしたが、しっかりと(?)メンテナンスしたことによって気分的にはとてもスッキリしました。ハブの構造を理解するきっかけにもなりました。自転車のメンテのスキルも少しは向上したでしょう。
ハブを適当にメンテナンスしただけなので非常に内容が薄くなってしまいました。某だいちゃんガレージのように工具を自分で作るだとかそういった技術が自分にもあればいくらか内容も濃くなるんだろうけど…
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