先回はブレーキのワイヤーとチェーンの交換をしました。
詳細はこちら↓
最後の方で無駄に次回予告をしてしまったのでまずはそのことから書いていきます。
まえがき
何があったのかというと仕事でちょっとしたミスを犯してしまい、そのことで凹んで、ムシャクシャして、なんかもう自転車のことがというよりVENTURAのことがどうでもよくなってしまい出品の一歩手前までいった結果、以下のように。451ホイールを元々付いていた406ホイールに戻し、当然ブレーキも元通りに。サドルも純正のブルーノサドルへ。クランクもSORA-ACEから購入時についていた物へ戻しました。ブレーキワイヤーを交換したのは実は出品準備の一環だったりもします。少しでもいい状態で売りに出したかったので。
仕事中のミス自体は大したミスではありませんでしたが、完璧主義者(?)の自分にとってはどんな些細なミスをも許すことはできず、半ば自暴自棄な状態に陥り錯乱し、なんの罪もないVENTURAに八つ当たりの如く当たってしまった、というわけです。
罪がないとはいえこのような暴挙に到ってしまった原因がVENTURAにないわけではありません。その一つがタイトルにあるリアディレイラーです。これまでこっそりと何度か調整を試みていたのですが何度やっても上手く調整出来ませんでした。やり方はちゃんと調べたので間違ってはいないはずです。いくらそのとおりに調整をしても変速はぎこちないままでほとほと嫌気が差していました。通勤で使う分にはほぼギアは変えずに走っているのでいっそのことリアもシングルにしてやろうかと思った程です。
とはいえ折角我が家に迎え入れた鋼鉄のガールフレンド。わずか2ヶ月余りで別れを告げるのも口惜しいです。いずれ未練の酒を垂らすのは必定。まあお酒は飲めないというかドクターストップがかかってますが。というわけでリアディレイラーの調整に再び臨みました。VENTURAにとってはこれが最後のチャンス。もう一度挑戦して上手くいかなければご縁がなかったということで別のガールフレンドを探そう、と心に決めて作業を開始します。
リアディレイラー調整
おそらく3度目の挑戦になります。間違いのないようもう一度調整方法をネットで確認しておきます。ハイギア側の位置調整、ローギア側の位置調整、ワイヤーの張り具合の調整、プーリーとスプロケとのスキマ調整…たぶんこれでいいはず。。でもやはり上手く出来ず。。一体どうなっているのか、、、
で、ガチャガチャとあれこれやっていたらシフターの手応えがおかしなことに。やけに軽やかに動くようになりスプロケは変速せずハイギア側で固定。。ううむこれはもしやとシフターの奥底を覗き込むと案の定ワイヤーが外れてました。一般的なレディオよりも先の細いペンチを駆使しなんとかワイヤーの摘出に成功。
摘出したワイヤーを見て驚愕。ほつれてました。も、もしやワイヤーのほつれのせいで変速不良に…?ならば打つ手ははひとつ。そう、困ったときのAmaz○nです。便秘→コーラック。頭痛→ノーシン。困った時→Amaz○n。大急ぎでポチりました。
届きました。アウターとワイヤーその他セット、ついでにアジャスタとワイヤーカッターも仕入れました。先日ブレーキワイヤーの交換時にただのペンチでワイヤーを切断したらリアは上手く切れたのですがフロント側が少しほつれてしまい、、完璧主義者(?)の自分的には2度とそのような自体を招くことは許されないのでワイヤーカッターを購入いたしました。
内容物を確認しておきます。アウター1本、ワイヤー2本、アウターのキャップが6個、ワイヤーのエンドキャップが2個です。
パッケージを見るとアウターのキャップの形状が3種類ありますが一体どうやって使い分けるのでしょうか。。。特に気にせず適当に付けてしまったのですが時既に遅し遅し後の祭り。
リアディレイラー、ワイヤー交換
ワイヤーカッターの切れ味を早速拝見。ほつれなど微塵も感じられない美麗な切断面です。高い金(2000円くらい)払った甲斐があります。これがあればワイヤー交換が楽しくなること受け合いです。怖いものなしです。
ワイヤーが抜かれて取り外されたJagwire製と思しき旧アウターとアジャスタ。アウターからワイヤーを引き抜く際、ほつれた部分以外にも引っかかりを感じる箇所があったので変速不良はこれが原因だったのかもしれません。
新アウターを旧アウターの長さに切断。
切断時に気を付けないとアウターの内側のチューブが潰れるという話をどこかしらで見聞きしたので旧ワイヤーを新アウターに通した状態で切断しました。結果内側は潰れずに済んでくれたようです。知らずにやっていたら潰れて余計な手間がかかっていたかもしれません。
あとは新ワイヤー、新アウターを組付けるのみ。シフターに新ワイヤーを通してキャップをつけたアウターに通してやります。
腹下のガイドに通すのも忘れずに。うっかり忘れそうでした。
アジャスタをディレイラーに取り付け。最初、樹脂パーツを付けるの忘れてました。バネがむき出しだったのでこんなんでホントにいいのか?と思っていましたが良いわけありません。樹脂パーツが足りませんでした。
再びアウターにワイヤーを通してアジャスタを介しディレイラーにワイヤーを通して組付け完了。ディレイラーの調整もすかさず行いましたが今までの苦労がウソのようにすんなりと終わりました。やはりワイヤーが原因だったようです。
あとがき
作業後、試走を兼ねて通勤にて使用しましたが、たまに上手く変速出来ない時がありましたがほぼ完璧な変速具合でした。ワイヤーの張り具合がいけないのか位置調整が駄目なのか、もう少し煮詰める必要がありそうです。
アウターが黒になってしまったので見た目的にどうなのかなと心配でしたがむしろ黒のほうが色調のバランスが良くなって車体にマッチしてくれています。ブレーキワイヤーを交換したときにアウターは換えていないのでいずれバーテープ交換も含めてブレーキのアウターも黒へ交換したいところです。
ついでですが451→406ホイール、SORA-ACE→元々ついてたクランクへの交換後の乗り心地についても一言。購入後、軽く試走したとき以来の組み合わせになります。
451ホイール化に伴い中古の安物とはいえ無駄に金をかけてしまいましたが、はっきり言って金の無駄でした。元に戻したからと言って走るペースが落ちるかと言ったら大差ないしむしろ軽くなって漕ぎやすい程です。疲労度が軽減された気もします。クランクアームが短くなったおかげでもあるかもしれませんが。
当然、SORA-ACEの55Tから48Tに変わったので常用する後ギア段も変わりましたが、自分の貧弱な脚力にはこちらのほうが丁度よいかもしれません。病み上がりの貧脚のくせに調子に乗り過ぎていたようです。
リアディレイラー問題がほぼ片付き、不具合らしい不具合は片付きました。八つ当たりしてしまった謝罪の意味もこめてコンパウンドで軽くフレームを磨き、申し訳程度のガラスコーティングを施工してあげました。やらないよりはマシレベルですが少し艶っぽくなった気がします。ちなみに上の画像はワイヤー交換直後でコーティング前。
こちらコンパウンドで磨いてコーティングした後。困ったことに違いがあまりありませんでした。
コメント