列島縦断ツーリング3日目。水戸市内の漫喫で目覚め次の目的地である東京方面を目指して走りだした。
2021.05.02 08:27〜 出発
当初、おぼろげながら頭に思い浮かべていたプランでは往路で上越家のラーメン、復路で横浜に寄り適当な所で家系ラーメンといった感じであったが、上越家によること叶わず、また、東京で寄り道する用が出来てしまったので先に横浜まで行ってしまうとまた戻ることになってしまう。
ということで千葉県内で適当に家系ラーメンの店を探し、船橋の武蔵家に決めた。位置的にそこまで遠回りするわけでもなく東京も近く申し分ない。位置的には良かったがそれ以外の問題が生じた。
茨城から武蔵家船橋店へ向かう行為はららぽーと・IKEAへ向かうのと同義であったのだ。船橋に近づくたびに増える車。ナビは脇道を行けと促すも脇道も車車車…かなりペースを乱されながらもようやくの思いで武蔵家に到着。
11時過ぎに到着したが店内は満席で先に2人ほど待ちが生じていた。しかしさすがのラーメン屋、回転は早い。瞬く間に席に案内された。初めて訪れた店では油や味などはいつも普通で頼んでいる。その店が”普通”として売り出している味を知りたいからだ。此度のラーメンは少々薄く物足りなく感じたのでまた訪れることがあれば濃い目で頼むと良いかもしれない。とはいえ久々の家系ラーメン、無我夢中でスープまで平らげてしまった。身体に良くないと分かってはいてもどうにも自制心が働かない…
2021.05.02 PM〜 東京観光
船橋でラーメンを食べた後は知人Bとの約束を果たすために東京へとシグナスを走らせた。亀戸の辺りで待ち合わせ、約束の場所へシグナスを停めその時を待つ。
程なくして知人Bが車でやって来た。およそ10年ぶりの再会である。知り合ってからは20年もの月日が流れている。
車に乗り込み、あちらこちらへと走らせながら雑談に興じた。
自分はラーメンを食べたばかりではあるが、食事を食べに行こうかみたいな話を電話でしていたのでその場所を求めつつ都内を彷徨った。
東京でしか食べれないもの…と言うものの東京ばな奈以外に思い浮かばない。
結局、昼飯に続きオヤツ(晩飯？)もラーメンをいただくことになった。らーめん 潤 亀戸店。元々は新潟のラーメン屋さんのようだ。
こちらでは岩のりラーメンをいただいた。小腹が空いていたとはいえ麺は太めで中々ボリュームがある。調子に乗ってライスも頼みかけたが辞めて正解であった。
スープを飲み干せなかったことが口惜しい。”一球入魂”ならぬ”一麺入魂”、作り手からしたら数百杯作ったラーメンの内の一杯でも客からしたらその一杯が全て。創業主のラーメンに対する情熱が伺い知れるフレーズである。ならば客としてもその一杯をベストな状態で食すのが礼儀ではないだろうか。中途半端な腹具合で挑んでしまった自分に喝を入れたい。再び訪れる機会が訪れるならばしっかりと腹を空かせた状態で訪れようと心に決め店をあとにした。
2021.05.02 18:00〜 厚木へ
結局、知人Bにラーメンを奢ってもらい、食後のコーヒーまでも奢ってもらってしまった。登米市では知人Aにご馳走になりっぱなしであった。どうも物乞いの旅に出ているような気がしないでもない。無事に地元に帰れたら知人Bの好物(？)のえびせんべいを送ると告げ、それを別れの挨拶としその日の宿を探すべく厚木へと向かった。
厚木へと向かう途中、ついでなので寄り道した。かつて暮らしていた街、横浜市鶴見区。
知る人ぞ知るヤンキー界の重鎮、岩橋健一郎 氏のお膝元である。残念ながらお目にかかれたことはないが…
鶴見駅周辺の懐かしい景色を眺め線路沿いを南下、花月園、生麦を越え子安の辺りで国道1号へ。その後横浜駅の西側へと進み洪福寺を曲がり国道16号。敢えてバイパスではなく八王子街道を選んだ。
途中給油と休憩を挟み国道246号に出たらあっという間に厚木に到着した。これまで走ってきた距離と比べたら横浜〜厚木間の10数kmなど誤差みたいなものである。
前日に続きまた漫画喫茶を寝床とした。シャワーを浴び寝る準備を整え、漫画を読むこともなく眠りについた。
あとがき：走行データ(復路 水戸〜厚木)
出発時ODO＝30,005km 到着時ODO＝30,209km
総走行距離＝204km
出発時刻＝08:30 到着時刻＝20:57
経過時間＝12時間27分
休憩回数＝2回 給油回数＝1回 ラーメン＝2杯
推定走行時間＝約6時間27分(休憩、給油各10分、武蔵家30分、東京観光5時間で計算)
つづく
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