先回のオイル交換から早7ヶ月。メーターにオイル交換を促すランプが点滅し始めてからしばらく放置していたがようやく重い腰を上げオイル交換を実施した。
オイル交換(エンジンオイルとギアオイル)
約7ヶ月、ほぼ通勤のみで使用し約3100km走行していた。
特筆すべきことは一切ないので作業内容については割愛。エンジンオイルとギアオイルを交換。ギアオイルといいつつ投入したのはエンジンオイル+添加剤であるが…
実作業、添加剤について詳しくは↓
プーリー付近の点検整備
こちらも特筆すべきことはないので画像等なにもかも割愛。敢えて1点書き残すならばクランクケース前部のフィルターがだいぶくたびれた様子なのでそろそろ交換すべきかどうかといったところ。
メーターギアのグリスアップ
本記事のメインディッシュというべき作業がこちら。
あれはフロントタイヤ交換のときだっただろうか。グリスのあまりの汚らしさに交換してやろうと思いつつも工具が手元になく断念。その後工具を調達し、いつでも出来る状態ではあったが先程のオイル交換同様腰が重すぎて放置していた。
メインディッシュといいつつも大した作業ではない。バラして汚いグリスを除去して新しくグリスを塗布するだけである。適当にぶち込んだので適量かどうかは定かではない。
試乗
オイル交換、メーターギアグリスアップ後の試乗。行先に選んだのはここ↓
憎き(?)上越家である。昨年のGWは臨時休業で行けず、今年のGWはモチベーションの関係で腰が上がらず行けずじまい。身体のことを第一に考えるのならば、家系ラーメンを食べるのはおろかシグナスで新潟まで行くべきではないのだが、3度目の正直とばかりに試乗での目的地に決めた。
休憩なしで7時間40分、約360kmの道のり。少しばかり無鉄砲かもしれないがお盆休みを家でゴロゴロ過ごすことに比べれば有意義、なはずだ。
8/19 未明、発つ
18日から19日へと日付が変わるかどうかといった頃に出発した。家族に何処へ行くのかと問われラーメンとぶっきら棒に一言。凡そ近場で食べて来ると思ったであろう、帰ってくるときに電話をくれと言われたが果たして帰りは何時になることやら…
ルートに関して、途中までは昨年のGWツーリングと大差ない。豊田の山間部、419号を岐阜へと駆け抜けた。『奥矢作さくら街道』や『東濃なんじゃもんじゃ街道』を経て19号へ。中津川の市街地を抜けたところで最も好きな道の1つ、木曽路に出迎えられた。
豊田藤岡、猿投の辺りから薄々と感じてはいたが真夏とはいえ夜間の山間部は寒かった…薄手の手袋やジャージでは耐えれるわけもなく、堪らず厚手の手袋に切り替えAEGISを身に纏った。が、通勤の十数分ならいざ知らず数時間に及ぶ道程においてそれらは余りにも無力だった…
塩尻にて1度目の給油。そして長野市へ。
寒さに耐えながらもなんとか山間部を抜け塩尻IC数キロ手前のGSで1度目の給油。
昨年のGWツーリングのときも同じGSで給油したのだがその時は201.1km÷4.95L=40.62km/Lだった。なぜこの様な誤差が生じたのか。出発直前に給油した場所が違ったとしても1kmくらいしか差が出ないはずである。
おそらくは交換から1万kmほど走行し摩耗したタイヤのせいであろう。摩耗し小径化された結果、メーター上の距離を稼いでしまったものと思われる。
給油を終え走り始めた頃には少し空が明るくなっていた。道中、安曇野市を走行時にふとスマホを見やると”5G”の表示が。わが町近辺にはさほど普及していない5Gがなぜ安曇野に…
長野市に近づいた頃にはすっかり朝の様相を呈していた。8月19日、自分は盆休みでも人によってはただの平日。渋滞ラッシュにハマりながら長野市街地を抜けた。
そんな頃に家族から電話。「今どこにいるの?」「何時帰ってくるの?」
「今、長野」「今日中に帰る(たぶん)」
半ば呆れ気味の返事をされたが、ふらっと遠出する自分の性分を理解しているのか「帰りにごみ袋買ってきて」とまるで気にしていないかのような一言で締めくくられた。
8/19 9時過ぎ、上越市着
長野市に至れば往路の大半は過ぎたことにある。先の通話をしてから1時間少々で目的地である上越家に到着した。
しかし、開店は11時。それは調べがついていたが1番の問題は臨時休業か否か。それを確かめるためにまず店先ほと出向いた。
店頭の張り紙を確認。どうやらこの日は休みではなさそうだ、と安堵し1時間弱の時間調整。ゆっくり座れて、涼しくて、なおかつもしかしたらお金が増えるかもしれない場所で過ごした。1時間ほど座っていたが運良くラーメン代程度は捻出することに成功、10時半頃に再び店先へ。
人気の店らしいので誰か並んでいないかと心配していたがそうでもなかった。が、開店時刻が近づくに連れて一人また一人と増えていった。
上越家、実食
開店時刻の11時より若干早く店が開いた。店内に入ると目前に食券機が2台、ラーメン並盛(全て普通)、海苔増し、ライス(少なめ)をチョイス。初めての店では普通を頼むがポリシーである。次回以降に自分の好みに合わせて調整するためである。気軽に行けれる場所ではないので次回があるかは微妙だが…
“硬め”を頼んだ客に先手を取られつつも着丼。待ちに待った瞬間である。
ラーメン並盛、海苔増し、ライス小盛り。まずはスープをひとすすり。顔には出ていなかったはずではあるが笑みがこぼれた。
『ぼくは君に会うために生まれてきたのかもしれない』
思わずそう言いたくなるような味だった。地元では味わうことの出来ない本物の家系。数年前に杉田家で頂いて以来である。やはり家系ラーメンは素晴らしい。人類の生み出したラーメンの極みだと言っても過言ではないだろう。無我夢中で麺を口に運び無我夢中で汁をすすり身体中で”家系”を味わい尽くした。
帰路
往路は愛知→岐阜→長野と毎度おなじみのルートだったので復路は日本海沿いに西へと進み富山→岐阜→愛知ルートで帰ることにした。とはいうものの特筆すべきことはない…。
国道8号走りました。2回目の給油しました。黒部の道の駅に寄りました。国道41号で南下しました。名古屋に入った頃にはもう辺りは真っ暗でした。
要約すると以上の通りである。一点だけ敢えて書き記すならば道の駅での出来事。隣に停まっていたバイクをふと見やると名古屋ナンバー。奇遇ですなと思いつつトイレで用を足し売店で”新潟”土産を購入。
さあ帰ろうと駐輪場へ戻ると隣のバイクの持ち主らしき人物発見。普段ならばありえないが睡眠不足などのせいで妙なテンションになっていたので声をかけてみた。
お隣の知多市から来たらしくびっくりした。なんでもマンホールカードなる物を集めているみたいで帰路の最中の自分とは裏腹にまだ長旅が始まったばかりとのこと。たしか青森かそこらまで行くと言っていたような…
爛々亭、実食
と、そんなやり取りをしたのが13時過ぎの黒部市。名古屋市に入ったのは20時過ぎ。上越家を満喫してから9時間経過しさすがに腹が空いてきていたので久方ぶりに爛々亭に寄ることにした。
以前は東海市にも店舗があったのでまあまあ頻繁に行ってはいたがすっかりご無沙汰である。こちらでも並盛りと海苔増しとライスを注文。杉田家や上越家とは違ってウズラの卵が載っているタイプではあるがこの店のラーメンは中々憎めない。ペロリと平らげ家路を急いだ。
あとがき
今思えば、作業後の確認のための試乗だったのか、試乗したいがための作業だったのかは定かではないが、オイル交換とメーターギアのグリスアップ作業に不備はなく無事に帰ってこれた。
走行距離は帰庫時37912−出庫時37146=766km
給油回数は4回、食事回数は2回。
およそ22時間に及ぶ日帰りツーリングが幕を閉じた。ちなみに頼まれていたゴミ袋を買い忘れたのは言うまでもない。
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