先回のスロットルボディ点検に引き続き、フロントキャリパーの点検を久々に行った。宮城ツーリングの前に点検整備して以来なので3年近く経過している。
とはいえ何処かに不具合が生じて使えなくなっているわけではない。あえて不具合を述べるならばキャリパーがディスクからすんなり外れないことだろうか…
フロントキャリパー取り外し
センタースタンドを立ててアンダーカウル下にウマをかませる前にボルトを緩めておく。
やはりすんなりとは外れてくれない。ゴムハンマーでどついて無理やり取り外し。
どうやらディスクのフチの摩耗してない部分の段になり引っかかってるようだ。使用限度の厚みやなんかは把握していないし測りもしていないが、少なくとも摩耗が進んでいることは揺るぎない事実である。今のところすんなりキャリパーが外れない以外に問題はなさそうではあるが。
バラして部品たちの状態を確認。前回の分解時よりは多少はマシっぽい。
ピストンもみだし
ピストンの汚れをざっと落とすもキレイにはならなかった。しかも手で押しこもうにもビクともしない…
今回はスペシャル押し込みツール・改を用いた。キャリパーの傷つき防止でゴムシートを当てている。
ブレーキレバーを握っても片方は出てこなかった。ひとまず出てきた方をもみもみ。なんとか手で押し込めるように。
スペシャルツール・改でピストンを抑え反対ももみもみ。手で押し込めるようにはなったが若干こちら側のほうが動きが渋い。指が痛い。
ひとまず今回はもみもみと清掃だけにとどめ元通りに組んで取り付け。ブレーキパッド、ピストン、フルード辺りはそろそろ交換したほうが良さそうだ。
メーターギアの分解・清掃・グリスアップ
続きましてはメーターギア。以前、ここのグリスアップをしたのは2022年の8月なので約1年半ぶりとなる。
早速ギア部の状態を確認。比較的新鮮なグリスが残ってはいるものの、奥の方はおぞましい状態に…
スナップリングプライヤーを用いてバラしていく。
筒状のギアは引っ張れば外れたが横向きの棒状のギアは外し方がわからない…出来る範囲で清掃。
溝にハマっていた汚グリスを丹念に掻き出して…
外周部にはシリコングリス。
ワコーズ SSG スーパーシリコーングリース チューブ 耐熱シリコーンブレーキグリース 100g V251
内部にはヤマハグリースEを塗布。トルクカムだけへの使用では使い切れそうにないのでせっせと消費している。
ヤマハ(YAMAHA) グリース E 150g 90793-40014
元通りに組み取り付けへ。これだけキレイにしてやれば元気よく時を刻んでくれることだろう。
ついでにアクスルシャフトを挿す方向を変更。元々そうなっていたのでキャリパー側から挿していたがパーツリストを見ると逆からになっていた。
あとがき
スタンドを外しキーをオンにして恐る恐る押し歩き…組みつけに問題はなかったようでちゃんと歩行速度がメーター上に表示された。試乗もしてきたが特に問題はなさそうだ。
フロントブレーキに関して、使用には今のところ不具合はないが取り外す際に不具合が生じているのでディスクローターの交換やら研磨やら何かしら手を打たねばならなそうだ。次回のタイヤ交換までには…ひとまずは交換も視野に入れつつしばらくは様子を(ry
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