2024年、年が明けて以来シグナスのことが気になって気になって仕方がない。ちょっとした時間があればインターネッツでシグナスのことを検索している…
なにを検索していたときかは定かではないが二分割トルクカムピンなるものを見つけてしまった。トルクカムの動き(変速)がスムーズになり、物によっては変速量も変わるらしい。しかもそこまで値段のはるものではない。すかさずamaz◯nで注文。
KN企画 シグナスX BW’S125 BWS125 シグナスX トルクカム 二分割トルクカムピン
今回、自分が注文したものが変速量にまで影響するものかは定かではないが…
さいきんamaz◯nによるシグナスのための浪費が著しいのでアプリをアンインストールしようかと悩むほどである…
クランクケースカバー脱
そそくさとクランクケースカバー脱。もはや手慣れたものである。プーリーのマーキングはいつも通りしっかりと消えている。しかしこの純正プーリーも交換から20000kmくらい使用しているのでそろそろ磨耗等が気になる年頃ではある。SP武川のプーリーにそろそろ交換すべきか…
クラッチアウター、クラッチシューの点検
クラッチアウターを取り外し内部を確認。若干汚れがある程度であった。
クラッチシューは画像では分かりにくいが均等に全面に当たりがあるシューと、半分くらいのシュー、逆の半分くらいに当たりがあるシューがあった。アウターは真円加工されている”らしい”がクラッチシューハウジングの方は真円ではないのかそれともスプリングや可動軸の具合に差があるのか。
トルクカムのピンを交換
まずはトルクカムの状態を確認。クラッチ側の面にグリス感が見られた。グリスが漏れたのか先回の拭き忘れか…
グリスはいつかのウレアグリスのような変色が見られた。やはりここはグリスにとって過酷な環境なのだろうか…ばばっちいグリスを丹念に拭き取り清掃脱脂。
今回は自転車用のグリスを使って見ることにした。耐熱性に若干不安はあるが150℃まではいけるそうなのでおそらく大丈夫ではないかと。トルクカムに塗布するグリスは固めのグリスがいいらしい。
シマノ (SHIMANO) ルブリカント プレミアムグリス 100g 自転車専用 チューブ
このシマノのグリスはいつものウレアグリスと比べると若干固いというか粘りが強い。カルシウム石けんグリスだけれども耐熱性が向上されている。トルクカム付近の環境がシマノプレミアムグリスの耐えられる環境ならばもってこいな気がしないでもない。
分割ピンにももちろんシマノプレミアムグリスを塗布。
ピンを取り付け稼動部にもプレミアムグリス。米粒程度にシマノのプレミアムグリス。
以前、ヤマハのグリースEを塗布した時は溝を埋める程に塗っていたがどうもこれは塗りすぎらしい。米粒1つ程度でいいようだ。もしかしたら塗りすぎなせいで余計に変色/劣化を促進させてしまっているのかもしれない。
スクーターの駆動系というものはウエイトローラーの変更(8g×6→7g×6=6g軽量化)やクラッチアウターの軽量化もしくは重量化でも乗り味の変化が著しいので、グリスの塗布量による影響も看過できないのではないだろうか。
センタースプリングシートにはWAKO’Sのシリコングリスを塗布。飛び散りを懸念して馴染ませて拭き取り。スプリングの動きが軽やかになった気がしないでもない。
クラッチハウジングは90Nmで締めつけ、といきたいところではあったがわざわざ用意した46mmのソケットは12.7mm(1/2インチ)、我がトルクレンチは9.5mm(3/8インチ)。変換アダプタを用意するのを忘れトルクレンチを使用できず…クラッチアウターは60Nmで締めつけ。
ついでにプーリー側のグリスもウレアグリス(たしかAZのやつ)からシマノプレミアムグリスへ。やはりこちら側はドリブン側と比べグリスの変色が見られない。回転数的にはもちろんドライブ側のほうが低いとは思うが回転数だけでそこまでグリスの劣化具合が変わるものなのだろうか…
あとがき:試乗
グリスを換えたせいか、はたまたグリスの塗布量を変えたせいか、それともトルクカムのピンを換えたからなのかは定かではないが、若干乗り味に変化が見られた。ゼロ発進時の加速感が良くなったようなそうでもないような…再加速のレスポンスが良くなったような気も…最高速を試す度胸はないので(ry
いずれにしてもトルクカム側の変速をスムーズにするための変更であると思われるため、今までよりも変速しやすくなっているはず。と、いうことは必要以上に変速してしまっている可能性もなきにしもあらずなのでウエイトローラーのさらなる軽量化も視野に入れつつ、しばらくは様子を見て(ry
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