チェーンテンション問題が無事(?)に解決したのでフロント周りの分解整備をしました。
チェーンテンション問題についてはこちら(全3話)↓
フロントハブ分解整備
まずはフロントハブからです。ホイール取り外しの手順に関してはリアとほぼ変わらずチェーンがない分だけ手間がかかりません。15mmソケット+エクステンションバー&ラチェットでペグとナットを外してタイヤの空気を抜いてやればそれで良しです。
車体より取り外しました。この段階でこの汚れっぷり。中の様子も期待できそうです。お馴染みのCRC6-66を浸透させてから取り掛かります。
ナット17mm、玉押し15mm。
無事に取れました。リアはリテーナー付きだったのに対してフロントはリテーナー無しでバラけるタイプのようです。
両サイドから玉ちゃんを摘出。10個ずつのハズが1個足りません。ホイールの空洞の中に1個残ってました。
こちらリアハブ分解時の画像。リアハブは全体的にドブに埋もれていたような汚れ方でしたがフロントハブは少し様子が違いました。
グリスではなくて海苔の佃煮が塗られていたかのような、そんな汚れ方です。
佃煮をパーツクリーナーで洗い流しました。あとは組み付け玉押し調整。やるべきことは今までと大差ありません。
メンテ完了後の画像を取り忘れましたがひとまずこれでフロントハブは完了。次はフォークを取り外していきます。
フロントフォーク脱
と、その前にチェーンを車体に結び固定しておきます。あちらこちらフラフラして邪魔になるので。
ハンドルバーはわざわざステムから外さなくていいのでこのままです。
アジャスタの溝を揃えワイヤーを取り外し。
14mmスパナでトップボルトを緩めます。
薄いスペーサー、ジャイロプレート(?)、厚いスペーサー、その下にはジャイロローター(?)の順に入ってました。
普通ならここまでくればフォークが抜けるのですがこやつは抜けません。コラムとヘッドパーツの狭間にテーパー状のカラーが噛まされているからです。上から叩くと悪化する一方です。横向きに叩いたらどういうわけか抜けてきました。
痛恨のピンボケ…
痛恨のピンボケ(2回目)。無事に外れました。
ベアリングやコラムなどの状態をチェック。なかなか年季の入った汚れ方です。確認したところで不具合などあっても交換する部品はないのでパーツクリーナーで綺麗にしてグリスアップして再利用します。
フレームと合体させる前に少しやりたいことがあるので寄り道しました。
フレーム磨き
フレームもなかなかにして薄汚れているので軽く磨くことにしました。
本来はプラスチックを磨くためのコンパウンドのようですが用途を見ると塗装面にも良さそうなのでこれで磨いてやります。
施工前。
施工後。幾分綺麗になったかと。
やらないよりはマシなレベルにはなったと思います。効果があるか試したかっただけなので次の作業に移ります。ちなみにこの作業はBB交換前に行っていたのでこの画像ではまだBBのワンが元のままです。
フロントフォーク取り付け
プレート、ローターの位置を合せながら重ねていきます。
ハンドルとタイヤの位置関係に気を付けながら取り付けてトップボルトを締め込んでひとまずフォークは完了です。
ブレーキの整備点検
フロントブレーキの作業はリアと大差なかったので割愛します。汚かったです。
ブレーキレバーを取り外して状態を確認しました。
ボルトを外してやればポロっと取れます。バネの取り付け方で少し悩みましたが、
ここの下の方の溝にはめれば良さそうです(たぶん)。
まだ外していない反対側をみて確認しました。
ざっと綺麗にしてざっと必要箇所にグリスアップしてざっと組み付けです。左が前ブレーキ、右が後ろブレーキになってましたが、外したついでに逆にしておきました。あと、ちゃんと入っているかは不明ですがワイヤーの動きが良くなるようにとCRC6-66を注入しておきました。
あとがき
BBやクランクアーム、チェーンなどを新品にして車体も一通り整備点検してリフレッシュされました。早速通勤に使ってみましたがペダルがやはり軽すぎて漕いでも漕いでも全然進まないです。もう少しまともなギア比なら辛うじて通勤に使えるレベルになりそうなんですが…あまり金をかけたくないのでひとまずは保留です。
あと、にわか整備にありがちな凡ミスでしょうか、いくつか不具合が生じてました。それに関してまた後日… つづく
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